|
エマルジョン燃料CO2削減の原理
エマルジョン燃料燃焼時、熱で水分が蒸発してはじけます。( エマルジョン燃料中の水分がミクロ爆発する。)
すると燃料(重油など)が細かい霧状になって分散します。
その結果、空気と均一に混ざるので、不完全燃焼は起こりにくく
なり炉内で完全燃焼し、煤塵が減る仕組みです。水分(H2O)は炉内で熱膨張により、
H2とOに分かれ、一時的に気体になります。
この反応により、過剰空気量が少なくなり排気ガスも少なくなるという仕組みです。
エマルジョン燃料中に含まれる水分(H2O)には、炭素(C)が含まれてません。
エマルジョン燃料にH2Oが含まれているので、結果CO2が削減できるのです。
ボイラーの原理
A重油などの燃料をボイラなどで燃焼時、
なるべく空気と均一に混合してやる必要があります。
空気と混合しないと、不完全燃焼が起こり黒煙となってしまいます。
ガスを燃焼させるときは、前もって空気と混合しておいて燃焼させればいいのですが、
重油は液体ですので、空気と混ざりません。
そこで、重油を霧状にして吹き込んだり、
スチームを使って分散させて空気と混合し燃焼させます。
それでも不完全燃焼しやすいので、
理論的に必要な空気より多くの空気を使って(過剰空気量と言う)
燃焼させる事が、一般的に多いです。
Copyright (C) 2008 SECo.,Ltd. All rights reserved.