エマルジョン燃料【Emulsion】重油について
重油について
当社エマルジョン燃料は、環境にやさしいLSA重油を使用しております。
LSA重油とは、Low Sulfer A Fuel Oil の略で、燃焼時に硫黄成分が少ない
低硫黄重油の事です。
重油の種類
重油は、動粘度により1種(A重油)、2種(B重油)
及び3種(C重油)の3種類に分類される。
さらに1種は硫黄分により1号及び2号に細分される。
3種は動粘度により1号、2号及び3号に細分される。
重油は、
消防法により、危険物第4類の第3石油類に指定されている。
引火点は60〜150℃で、非水溶性である。
A重油は軽油90%に少量の残渣(ざんさ)油を混ぜたものである。
B重油は残渣油と軽油を半量程度ずつ調合したものである。
(近年ではB重油はほとんど生産されなかったが、重油高騰により生産されている)
C重油は90%以上が残渣油である。
一般的に、残留炭素の多い重油は粘度が高い。
重油の硫黄の大部分が有機硫黄分として存在している。
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A重油の1種1号は、
硫黄分(Sulferサルファー)が0.5%以下とされ、
LSA重油(Low Sulfer A Fuel Oil)とも呼ばれる。
この低硫黄のA重油の色は生産施設にもよるが半透明の黒色か黄色である。
また、低硫黄のLSA重油はメーカによってはSCF(出光興産)
又は、SCFO(Super Clean Fuel Oil)とも称されることがある。
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A重油1種2号は、
硫黄分が0.5%以上2.0%以下とされ、
HSA重油(High Sulfer A Fuel Oil)とも呼ばれる。
低硫黄のLSA重油は、硫黄分が0.5%と少なく、
環境配慮した工場・ビル・ホテル・病院などのボイラー施設。
食品工場の加熱機 、クリーニング工場のプレス温水供給に運用されるボイラーに
多く用いられており、食品としての農産物用ビニールハウスのボイラー
温風暖房でも使用されています。
高硫黄のHSA重油は、低硫黄のLSA重油を特に必要としない施設、園芸農業用ボイラー
非自動車用ディーゼルエンジン、小・中規模ボイラーの燃料などに用いられています。
※大気汚染の原因となる重油中の硫黄分を低減するため、
直接脱硫や間接脱硫などによる脱硫を行なうことが近年では一般的となっている。
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